モノクロ印刷とグレースケールの違い

複合機にはモノクロ印刷の他にグレースケールという機能があります。 どちらも同じ白黒じゃないの?と思われがちですが、この二つの機能には違いがあり、シーンによって上手く使い分けることでコスト削減にもつながります。 早速二つの機能の違いをご紹介していきます。

モノクロ印刷

モノクロ印刷とはモノクローム印刷の略で、黒のインクと用紙の白を利用した白黒2階調で色合いを表現する印刷方法です。 灰色なども使用するインク量や間隔、配列を調整することで再現することが出来ます。 文字だけ、もしくはグラフや表などの印刷物であればモノクロ印刷で十分綺麗に表現することが出来ます。

グレースケール

グレースケールでもモノクロ印刷と同様に黒のインクのみを使用し、色合いを表現しています。 モノクロ印刷と異なる点は黒から白まで256階調で表現するという点です。

モノクロ印刷の2階調に比べ、黒から白へのグラデーションがより滑らかで綺麗な仕上がりになります。写真や画像等の印刷におすすめです。

ただしモノクロ印刷に比べ着色する部分が多くなるため、印刷時間が長く、インク使用量も多くなります。

用途による使い分け

モノクロ印刷とグレースケール、シーンや用途に応じて使い分けることでコストの削減や印刷物の品質の向上につながります。